レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

2020-11-25から1日間の記事一覧

一日一星 No.0058「けじめ」『だれかさんの悪夢』

社長も社員もけじめがつき過ぎていて面白い。それぞれの役割で言っていることはおかしくないのだが、それぞれの話が全く独立していて混じり合わない。何故これを読んでいて面白かったり奇異に感じてしまったりするのか? 親が担任するクラスの生徒にその人の…

一日一星 No.0057「こわいおじさん」『だれかさんの悪夢』

「こわいおじさん」的存在が必要とされていても、なかなかその役割を引き受ける人がいない。これは、個人の資質の問題ではなくて、「こわいおじさん」を支える仕組みが崩壊しているからなのではないかと思う。こわい上司を演じようにも、パワハラ上司扱いさ…

一日一星 No.0056「クーデター」『だれかさんの悪夢』

元首は飾りのようなもので、いくらでも取り替えがきくという話。これは禅譲なのか放伐なのか?クーデターなので放伐のようだが、元首本人が辞めたがっているので禅譲のようでもある。 元首がお飾りで良いのは時代に関わらずなのだろうか?平穏な時代なら官僚…

一日一星 No.0055「反政府省」『だれかさんの悪夢』

この話の国は専制国家だが、民主的な体裁を対外的に保つため、「やらせ反政府運動」をやっている。国民のガス抜きといった国内向けの対策としてやっているわけではないようだ。 民主主義国家でも、市民運動のプロの方々が活躍されているが、彼らは何の目的で…