レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

一日一星 No.0019 「子供の部屋」『かぼちゃの馬車』

怪談っぽい始まり方で、文明批評っぽい終わり方。人間は自然だけでは飽き足らず、何か過剰なものを欲する生き物なのか。
お化けを見た後、登場人物の口調が急に変わるのは伏線かと思ったが、そうではなかった。何でですます調に変わったのか。
「水くさいぞ。ここへ泊めてくれたっていいじゃないか。」と言っていた人が
「その口ぶりから想像すると、毎晩ああなるのか。しかし、お子さんの部屋でしょう」
となるのは違和感がある。
「エル氏の最期」も途中から口調が変わったが、なぜ変わったのかわからなかった。特に意味はないのだろうか。