レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

一日一星 No.0041「ジャックと豆の木」『宇宙のあいさつ』

ジャックと豆の木」、有名な話だが、どんなストーリーだったか覚えていない。天まで届く豆の木を登っていくシーンだけは頭に浮かぶのだが…。
パーラ星人は、ジャックを地上に帰してやるし、お土産に鳥までくれる良い奴。ジャックはしょうもない奴だが、少し利口になって、冒険譚で食えるようになった。ひとつのネタでずっと食ってる一発屋の芸人のようだ。最後は文明批評で終わっている。この作品ではテレビについて批判的だが、基本的に星新一はテレビ時代のSF作家だと思う。