レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

一日一星 No.0044「被害」『ボッコちゃん』

金回りが良くなったのは何かを得たからだという思い込みから強盗に入り、貧乏神を背負い込んでしまった話。普通、先入観や思い込みは排除して物事を考えるべきだと思いがちだが、科学の実験で行う手順の「仮説、実験、考察」の流れで言うと、先入観や思い込みは「仮説」にあたり、仮説を立てないことには次のステップに進めないのではないか?(PDCAサイクルのPlanでもある。予測、見込み、見積りとも言える)ただ、この話では予測を誤り、思わぬ結果になっている。何かを得たのではなく、成功を妨げていたものを排除するという逆の発想を思いつかなかったのが敗因だと思う。
ところでこの「被害」というタイトルは、強盗に入られたエル氏の被害のことなのか、それとも貧乏神に取りつかれた泥棒の被害のことなのだろうか?