レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

一日一星 No.0012 「ナンバー・クラブ」『かぼちゃの馬車』

現代のSNS社会を先取りしたような話。だが、SNSでは「ギリシャ旅行」のようなキーワードからそれについて発言している人を検察するが、ナンバー・クラブでは先に話したい人がいて、その人と共通の話題を検索してくれる(単に私が知らないだけで、そういうサービスが普通にあるのかも知れないが)。
「プライバシーだって、情報の集積、一種の財産ですよね。それを有効に使わないという法はない。使ってこそ財産としての価値が出てくる。」という台詞はビッグデータ的発想だと思う。
プライバシーと言えば、「薄暗い星で」に「人間というものは、だれもかれも大差ないな。それなのに、なんで、ああ私生活を他人に知られるのを、いやがるんだろう。」という台詞があったが、これは個人情報を当事者から見た場合と第三者が見た場合の見方の違いだと思う。