2021-11-22 一日一星 No.0074「夜の流れ」『宇宙のあいさつ』 繰り返し構造の作品。こういう構造は星新一の作品にしばしば出てくる。同じようなストーリーが若い女、男、老人の順に少しずつ変化しながら繰り返される。こういう展開は音楽的な(変奏曲的な)感じがする。タイトルの「夜の流れ」も、「曲が流れる」というような音楽的なイメージを意識してつけたのではないだろうか。