一日一星 No.0017 「若がえり」『かぼちゃの馬車』
歳をとると人間が出来てきて、「七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず。」などという境地に達しそうに思えるが、これは単に気力体力が衰えてきたために矩を越えるような行動がとれなくなっただけなのではないだろうか?この作品で主人公が若返った途端に同じ過ちを繰り返してしまうのは、若さというものが本質的にそういう(軽々と矩を越えてしまうくらいの)ポテンシャルを持っているからだと思う。
歳をとると人間が出来てきて、「七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず。」などという境地に達しそうに思えるが、これは単に気力体力が衰えてきたために矩を越えるような行動がとれなくなっただけなのではないだろうか?この作品で主人公が若返った途端に同じ過ちを繰り返してしまうのは、若さというものが本質的にそういう(軽々と矩を越えてしまうくらいの)ポテンシャルを持っているからだと思う。