レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

一日一星 No.0065「贈り主」『宇宙のあいさつ』

この話はひねりが二つあると思った。一つは醜い怪物の正体が人間のような姿をしていること
(この贈り主はどんな姿形をしているのだろうか?)、もう一つは空間的に遠くから贈られてきたのかと思っていたら、時間的に遠い未来から贈られてきたということ。一つ目は途中から何となく気がついたが、二つ目は最後まで気がつかなかった。この人間っぽい生物は、未来の人間なのか、それとも人間に似た別種の生き物(「一万年ほどむかしに栄えた古代生物」とあるが、地球上で栄えたのかどうかははっきりしない)なのだろうか。
作品の内容とは関係ないが、「手をこまねいて」という表現は元々「手をこまぬいて」だったらしい。意味も、「傍観する」から「待ち構える」に変わったそうだ。「手招き」という言葉に影響されたのだろうか?