レトルト工房 ~錬金術師の仕事場~

個人サークル「レトルト工房」のブログです。現代科学の最後尾を独走中です。

一日一星 No.0058「けじめ」『だれかさんの悪夢』

社長も社員もけじめがつき過ぎていて面白い。それぞれの役割で言っていることはおかしくないのだが、それぞれの話が全く独立していて混じり合わない。何故これを読んでいて面白かったり奇異に感じてしまったりするのか?
親が担任するクラスの生徒にその人の子供がなったり、親が監督する球団の選手に子供がなったりするのはひどく気まずそうに思える。何故なのか?同一人物が、社会的役割に応じて様々な顔を持っているので、いつもと違う顔を向けられると関係に危機が生じるからではないのか?夫婦に子供が生まれると、お互いを「お父さん」、「お母さん」と呼んだりすることが多いが、あれも演じる役割を省力化したいという現れなのではないか?